ウェルス・ダイナミクス:お金の講座(前編)

価値(Value)とは

自分自身が持っている才能を知り、

その才能をアウトプットして、

人から「有難う」と感謝されて、

初めて価値になる。

 

真の冨(Wealth)とは

真の富とは、例え大失敗をして全財産を失っても、それさえ持っていれば、再び立ち上がることができるもの。

 

自分のプロファイルを知ることが大事

ウェルスダイナミクスでは、大きく分けて4分類、さらに細かく分けて8分類ある。

  • ダイナモ:0から1を生み出すことが得意。直感的で、自分の直感の赴くままどんどん進んでいく。
  • ブレイズ:人が大好き。人がいればいるほど盛り上がる。人の感情を盛り上げてリーダーとして引っ張って行く。不確実なものが好き(人の感情も不確実)。
  • テンポ:五感的。優しくておっとりしている。自分から自発的に進んで行くことは好きではない。人が考えたものを責任感を持って形にして作り上げて行くことが好き。
  • スチール:内向的。人の感情にあまり振り回されない。人の感情を気にしない。愛想がない。

 

このように、4つのプロファイルによって得意なこと、苦手なことが全く違うことに注目!

プロファイルが違うと、見えている世界も全く違うし、物事の感じ方も全く違う。

 

日本にはテンポとスチールが多く、その間のアキュミュレーターが多いが、米国はスターが多い。

 

親子

親と子でもプロファイルが違うが、親は得てして自分自身の成功体験を子供に伝えがちだが、それは子供にとっては苦でしかない!

 

仕事

仕事においても、スチールは分析が得意で、世界を分析して整理して見てしまう。

ブレイズはデスクワークや事務作業、数字処理が苦手で感情重視。

自分自身が得意でない分野の就職先を選んでしまった場合で、長い間いるうちに苦手なこともできるようになってしまったものの、根っこのところで好きではないため、いつまで経ってもフローに乗れないまま、自分が誰だかわからなくなってしまうパターンもある。

 

自分に合わないプロファイルを仕事を選ぶとどうなるか?

ここらは自分の話。

仕事のプロファイルを聞いた時、まさに自分のことだと・・・。

今の組織(仮称:J)は、入った時から違和感を感じていた。朝の通勤時、会社の最寄駅に降り立った途端に、胸にぽっかり大きな穴が空き、そこに冷たい風がピューピュー吹きすさんでいるのを感じた。

 

言い様のない空虚感に苛まれ、その不快感が堪らなく嫌で、でも、せっかく努力して入った第一志望の就職先だったし、どうしていいか分からなくて、持って行き場のないフラストレーションのはけ口を食べることで発散するしかなく、過食するようになった。

 

自分探しの旅

そこから自分探しの旅に出る。

 

まずは転職活動。内定を断ったメーカーに問い合わせたり、兄から広告代理店に向いていると言われたのを思い出し、広告代理店の中途採用に応募したり・・・。

でも、頭の中では、今の就職先がベストだったから、気持ちの奥でスッキリせず、結局転職しないことにした。

 

23歳で新卒で入社、3年が経った頃、美大に入学。

理由は、感性の世界に渇望したから。

 

Jの仕事はお堅い文章ばかりで、五感の要素が介入する余地が皆無だし、感覚的な要素は全く求められていない。

「こうでこうでこうだから、こう」と言うロジックで固められた世界であり、ルールに則った厳密な手続きや事務作業が求められる。

 

最も辛かったのは経理処理と予算管理

自分はビジュアルで物事を理解して捉えるタイプのため、数字の3と8、6と9が一緒に見えてしまう。

こんな私が課全体の予算管理を担うなんて、冷静に考えれば無理な話なのだが、仕事なので歯を食いしばってやるしかなかった。

 

課の先輩には、「お前は感性の人間」と言われたこともあり、私は感性型なのだとこの時認識。

 

その時一番面白かった仕事は、当時2年目、展示会の副担当として展示装飾デザインの仕事をしたときのこと。

デザイン会社の社長と打ち合わせをしながら、ビジュアルを通してターゲットに対し、伝えたいメッセージをいかに的確に伝えるかと言う視点で展示会の展示装飾デザインを考えることを、このとき初めて学んだのだった。

 

ロジックづくめの世界に浸され、五感に飢え渇いて発狂しそうだった自分考え方に感銘を受け、たまたまその年、その社長の母校である美大の通信教育課程が開始した年だっため、即座に入学を決意、6年越しで卒業したのだった。

 

改めて自分のプロファイルは?

ここまでの過去を振り返り、改めて自分のプロファイルは?と考えると、テンポ(五感的)とスチール(内向的)の中間、アキュミュレーター(物事をコツコツやるタイプ)だと分かる。

 

ここまでが前編。

後編へ続く・・・。